鳥取 台風7号の農業被害 28億円以上の見通し

台風7号による記録的な大雨の影響で、鳥取県内では農地や農道などの被害が相次ぎ、農業関係の被害額は28億円以上に上る見通しです。

県のまとめによりますと、被害額の内訳は
▽農地や農道、水路がおよそ20億円、
▽林道や林業専用道がおよそ6億円、
▽農作物や農業用施設がおよそ2億円とみられています。

このうち、水田に土砂や流木が流れ込み稲が倒れるなどの被害が、鳥取市や八頭町、湯梨浜町、倉吉市、北栄町、三朝町で確認されています。

また、果樹園で土砂が崩れ落ちるなどの被害が鳥取市佐治町と八頭町で出ているということです。

このほか、白ネギや大豆、アスパラガス、ブロッコリーなどの畑が冠水する被害が、鳥取市国府町や八頭町、湯梨浜町、倉吉市、北栄町で確認されたほか、鳥取市河原町では牛舎が浸水し、土砂やがれきが流れ込む被害があったということです。

県は、復旧を支援していく方針です。