大谷翔平 3試合ぶり42号 先制ホームラン 連敗ストップに貢献

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が16日、レンジャーズとの3連戦の最終戦で、3試合ぶりとなる先制の42号ホームランを打ってチームの連敗ストップに貢献しました。

先制ホームラン含む 3安打

9年ぶりのプレーオフ進出を目指すエンジェルスは16日、相手の本拠地テキサス州アーリントンで、同地区で首位のレンジャーズと対戦しました。

2番・指名打者で先発出場した大谷選手は1回、1アウトランナーなしの第1打席で高めの速球を振り抜き、センターへ3試合ぶりとなる今シーズン42号の先制ソロホームランを打ちました。

弾みでヘルメットが脱げるほどの豪快なスイングで、飛距離は133.1メートルでした。

3回の第2打席はアウトコースの速球を打ち、当たりは三遊間へのゴロでしたが、俊足をいかして内野安打としました。

5回の第3打席はレフトフライでした。

8回の第4打席は相手の2人目で登板したチャップマン投手の165.9キロの力強いボールに詰まり、ショートへのゴロとなりましたが、ここも俊足を生かして内野安打としました。

大谷選手はこの試合4打数3安打1打点で、先月17日以来となる1試合ヒット3本をマークし、打率は3割6厘に上がりました。

エンジェルスは先発したデトマーズ投手が8回途中までヒットなしに抑えるなど投手陣がふんばり、2対0で勝って連敗を2で止めました。

遠征中には珍しく…

大谷選手の42号ソロホームランはレンジャーズの先発右腕、グレイ投手が投げたインコース高めの154キロのストレートを捉えた1打でした。

打った瞬間にヘルメットが外れるほど、のけぞりながら打ったボールはセンターのフェンスを軽々と越え、大リーグの映像解析を行う「スタットキャスト」によりますと、飛距離は133.1メートル、打球速度は175.5キロでした。

アメリカンリーグのホームラン王争いでは、2位につけるホワイトソックスのロバートJr.選手との差を再び10本に広げ、現在のペースでシーズン終了まで打ち続けると55本に到達します。

また、大谷選手はホームランのなかったここ2試合は、遠征中には珍しく、自身のバットを宿泊先のホテルに持ち帰る姿が見られました。

試合後にホテルでバッティングフォームを確認したのかは明らかではありませんが、ホームランという最高の形でさっそく結果につなげました。