夏休み中の高校生などが昔話を題材に裁判の仕組みなど学ぶ催し

現役の裁判官と検察官、それに弁護士が昔話を題材にして、夏休み中の高校生などに裁判の仕組みなどを伝える催しが開かれました。

最高裁判所と法務省、日弁連=日本弁護士連合会が開いた催しには、全国の高校生と中学生、およそ300人が会場とオンラインで参加しました。

催しでは昔話の「三匹のこぶた」を題材にしたNHK Eテレの番組「昔話法廷」が上映され、はじめに裁判官が「ことしから、18歳以上であれば裁判員に選ばれる可能性があるので、裁判員になったつもりで考えてください」と呼びかけました。

番組は、こぶたが家に侵入してきたオオカミをお湯が沸いた鍋に閉じ込めて殺害したとして殺人の罪に問われる内容で、裁判官と検察官、弁護士が裁判の進め方などについて解説しました。

検察官は「実際には、兄弟が共犯である可能性や、これまでにオオカミに襲われたことがあるかなども捜査を行います。証拠を集め、真実を解明できるのが検察の仕事のおもしろさです」と話していました。

また、裁判官は「自分たちの判断で人の人生を左右するので、責任も重いですが、裁判員も含めて意見交換することで納得できる結論につながると思います」と、やりがいについて話していました。

栃木県から参加した高校2年生の男子生徒は「弁護士になりたいと思っていましたが、やりがいなどを聞いて、その思いが一層強くなりました」と話していました。