LCCジェットスター・ジャパン労働組合 当面ストライキ見合わせ

LCC=格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」の労働組合は、時間外労働の賃金で未払いが生じているとして、17日以降、国内線でストライキに入る可能性があるとしてきましたが、会社側との交渉の結果、要求の一部が認められたとして当面、ストライキを見合わせることになりました。

「ジェットスター・ジャパン」の従業員およそ1000人のうちパイロットや客室乗務員数百人が所属する労働組合「ジェットスタークルーアソシエーション」は、時間外労働の賃金の算出方法に誤りがあり未払いが生じているなどとして会社側と交渉を続け、17日以降、国内線でストライキに入る可能性があるとしていました。

労働組合によりますと、14日の交渉で会社側から、未払いの賃金について「3か月から6か月以内に金額を計算し直して提示したうえで、すべての従業員に一括で支払う」と回答があったということです。

このため労働組合は、要求の一部が認められたとして、当面、ストライキを見合わせることを決めたということです。

労働組合は「コンプライアンスに関わる問題であり、会社側はもっと早く解決につなげてほしかった。ほかの要求も認められるよう引き続き交渉を続けたい」としています。

一方の会社側は「今後も労働組合と協議を続け、最良の着地点を見いだせるよう全力を尽くして参ります」とコメントしています。