ガソリン小売価格 全国平均1リットル181.9円 13週連続値上がり

レギュラーガソリンの小売価格は14日時点の全国平均で、1リットル当たり181.9円となり、先週から1.6円値上がりしました。値上がりは13週連続で、15年ぶりの高値となっています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、レギュラーガソリンの小売価格は14日時点の全国平均で181.9円となり、先週から1.6円値上がりしました。

値上がりは13週連続で、2008年8月以来、15年ぶりの高値となっていて、統計が公表され始めてから最高値の185.1円に迫る水準となっています。

これは、
▽国からの補助金がことし1月以降、段階的に縮小されていることや
▽主要な産油国のサウジアラビアが原油の自主的な追加減産を9月まで延長すると発表し、原油価格が上昇していること
それに、
▽円安で原油の輸入価格が上昇していることが背景となっています。

ただ、経済産業省は、補助金によってガソリン価格は、13.6円抑制されたとしています。

また、17日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から、1リットル当たり12.1円の補助金を支給することにしています。

今後の見通しについて、石油情報センターは「サウジアラビアの追加減産の表明に加えて、円安傾向で原油の輸入価格が上昇していることから来週も値上がりが予想される」と話しています。