夏休み明けを前に 悩みや不安抱える児童らへメッセージ 文科相

子どもの精神状態が不安定になりやすい夏休み明けを前に、永岡文部科学大臣は、悩みや不安を抱える児童や学生に向け、家族や先生など信頼できる人に相談するよう呼びかけるメッセージを出しました。

文部科学省によりますと、長期の休みが終わり、学校などが再開する夏休み明けの時期には、児童や学生の精神状態が不安定になり自殺者数が増加する傾向にあるということです。

夏休みが明けるのを前に、永岡文部科学大臣は記者会見で、悩みや不安を抱える場合には家族や先生など信頼できる人に相談するよう呼びかけるメッセージを出しました。

メッセージでは「みなさんだけでなく、誰にでも悩みや不安はあります。人に相談することは決して恥ずかしいことではなく、生きていく上でとても大切なことです」などと呼びかけています。

メッセージは文部科学省のホームページやSNSに小学生、中高生、学生などに向けて掲載されています。

永岡大臣は「スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの充実、1人1台端末を利用した自殺リスク等の早期把握など、引き続き自殺予防に全力を尽くしたい」と述べました。