インド北部のヒマチャル・プラデシュ州では、先週末から豪雨による洪水や土砂崩れが相次いで起きています。
現地からの報道によりますと、寺院が倒壊するなどしてこれまでに50人以上が死亡し、数十人が行方不明になっているということです。
現地で撮影された映像では、大規模な土砂崩れが起きて建物が破壊され、大勢の人たちが集まってがれきや大きな岩を取り除くなど懸命の救助活動を続けている様子が確認できます。
インドでは、モンスーンと呼ばれる雨季に、豪雨による洪水や土砂災害が繰り返されてきましたが、専門家は、気候変動の影響で近年の被害が拡大していると懸念を示しています。
現地の気象当局は、引き続き豪雨に伴う鉄砲水などによって被害が出るおそれがあるとして、警戒を呼びかけています。
インド北部 豪雨で洪水や土砂崩れ相次ぐ 50人以上が死亡
インド北部で豪雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、これまでに50人以上が死亡、数十人が行方不明になっていて、懸命の救助活動が続けられています。