終戦から78年 終戦の日 全国各地で戦没者追悼 平和祈念の催し

終戦から15日で78年です。戦没者を追悼し、平和を祈念する催しが全国各地で開かれることになっています。

終戦の日の15日、東京の日本武道館では戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が開かれ、全国から遺族の代表などが参列する予定です。

岸田総理大臣が式辞を述べたあと、正午に全員で黙とうをささげます。

そして、天皇陛下がおことばを述べられたあと、参列者が式壇に花を手向けて、戦争の犠牲になったおよそ310万人を追悼します。

ことしは、新型コロナウイルスの感染拡大以降最も多くの遺族が招待され、4年ぶりに全国47都道府県すべてから遺族が参列する予定でしたが、厚生労働省によりますと、台風7号の影響で、13日の夕方までに9つの府県の遺族が参列を見合わせることを決めたということです。

終戦から78年を迎え、参列者の高齢化が進んでいて、13日の夕方の時点で参列を予定している遺族のうち75%以上が70歳以上となっています。

戦争を直接知る世代が少なくなる中、戦争の記憶をどう風化させずに継承していくのかが、大きな課題となっています。

15日はこのほかにも全国各地で戦没者を悼み、平和について考えるさまざまな集会や催しが開かれる予定です。