地元メディアによりますと、今月3日にインドネシアの首都ジャカルタで開かれた「ミス・ユニバース」のインドネシアの決勝大会を前に、複数の出場者が身体検査と称して運営関係者から服を脱ぐよう強要され、写真を撮られるなどの被害にあったとしています。
メディアの取材に応じた出場者の1人によりますと、運営側のカメラマンの男性から全裸になるよう強要され、下半身も確認されたとしています。
こうした被害についてこれまでに7人が運営側を刑事告訴していて、弁護士はおよそ30人の出場者全員が同様の被害にあったとしています。
これを受けてアメリカに拠点を置くミス・ユニバース機構は12日、旧ツイッター「X」(エックス)に声明を投稿し「われわれのブランドの基準や倫理観、期待にそぐわないことは明白だ」としてインドネシアの運営会社と責任者を務めていたインドネシア人の女性実業家との契約を打ち切ると発表しました。
この実業家が同じく責任者となっているマレーシアの大会も中止にするということです。
実業家らはセクシュアルハラスメントへの関与を否定していますが、警察が捜査を進めています。
ミス・ユニバース インドネシア大会でセクハラか 出場者が告訴
「ミス・ユニバース」のインドネシア大会の出場者たちが運営関係者から身体検査と称して全裸になるよう強要されたなどと刑事告訴し、アメリカに拠点を置く「ミス・ユニバース」の統括団体は現地の運営会社との契約を打ち切ると発表しました。