「夜の動物園」夏休み中の子ども連れでにぎわう 茨城 日立

茨城県日立市の動物園でふだんは見ることができない動物たちの夜の生態を観察してもらおうという催しが開かれていて、夏休み中の子ども連れなどでにぎわっています。

「夜の動物園」と名付けたこの催しは「日立市かみね動物園」が毎年、夏休みに合わせて開いているもので、通常は午後5時の閉園時間を午後9時まで延長しています。

8月11日から15日までの予定で行われていて、連日、子ども連れなどが訪れて昼間は暑さであまり動かない動物たちが、夕方以降気温が下がってくると徐々に活動的になる姿を楽しんでいます。

このうち「ホンシュウジカ」の施設では、ことし6月に産まれたシカの赤ちゃんが成長し仲間と一緒に餌を食べる愛くるしい姿をみせて人気を集めています。

また、カバの展示施設では、暗くなったあとにカバが陸に上がって歩く様子や、水の中に入って気持ちよさそうに泳ぐ姿に訪れた人たちが見入っていました。

4年生の女子児童は「カバが気持ちよさそうに泳いでいるのを見ることができました。夜の動物園は初めて来たけどとても楽しかったです。また来年も来たいです」と話していました。

日立市かみね動物園の生江信孝園長は「夜になると動きが活発になる動物たちの生態を知ってもらえたらうれしいです」と話していました。