高知県で水難事故相次ぐ 川と海で計2人が死亡

高知県では13日、水難事故が相次ぎ、川でカヌーが転覆して60代の男性が川に流されて死亡したほか、家族で海水浴に訪れていた56歳の男性が海で溺れて死亡しました。

13日午後1時ごろ、高知県仁淀川町の土居川でカヌーが転覆して男性が川に流されました。

警察によりますと、川に流されたのは、兵庫県加古川市の60代の男性で、消防や警察がおよそ4時間後に救助しましたが、搬送先の病院で死亡しました。

男性がカヌーに乗っていた近くにはキャンプ場があり、男性が流された直後、近くの人たちが追いかけましたが間に合わず、見失ったということです。

近くにいた男性は「何度もこの川に来ているが、数日前の雨の影響で川が増水していた。『助けてくれ』という声がしたので、慌てて追いかけたが間に合わず、あっという間に流されてしまった」と話していました。

一方、土佐清水市の大岐海岸では、13日午前10時すぎ、男性が海で溺れました。

警察によりますと、溺れたのは、大阪市の56歳の会社員の男性で、近くにいた人が救助しましたが、搬送先の病院で死亡しました。

警察によりますと、男性は家族で海水浴に訪れていたということで、当時の詳しい状況を調べています。