盛岡市長選挙 新人の内舘茂氏が初当選 6期目めざす現職を抑え

現職と新人の2人による争いとなった盛岡市長選挙は、無所属で新人の内舘茂氏が6期目を目指した現職を抑え初めての当選を果たしました。

任期満了に伴う盛岡市長選挙は、いずれも無所属で、新人で会社社長の内舘茂氏(56)と、6期目を目指す現職の谷藤裕明氏(73)の2人の争いとなりました。
両氏が選挙で争うのは3回連続です。

13日午後9時すぎから開票が始まり、新人で会社社長の内舘氏が現職で6期目を目指した谷藤氏を抑えて初めての当選を果たしました。

内舘氏は盛岡市出身の56歳。建築資材会社の社長で盛岡青年会議所の理事長などを務め、盛岡市長選挙に3回連続で立候補しました。

選挙戦で内舘氏は、市の中心部と郊外を結ぶミニバスの運行や、高校生と大学生を対象にした返済の必要がない奨学金制度の創設などを訴えました。

その結果、いわゆる無党派層や立憲民主党の支持層に加え、これまで現職を支えてきた自民党の支持層の一部にも支持を広げました。

内舘氏「市民の声に徹底的に耳を傾ける」

内舘氏は「3回目の挑戦となったが、私の盛岡への思いは何も変わらない。まずは、市民の声に徹底的に耳を傾けるとともに、スピード感を持って決断して一緒に盛岡をつくりたい」と述べました。

投票率は48.44%

投票率は48.44%で、前回・4年前より4.19ポイント低くなりました。

盛岡市長選挙の投票率は、前回まで2回連続で50%を超えていて、50%を割り込んだのは、投票率が過去最低となった16年前の2007年以来です。