なでしこジャパン 選手たちが帰国 多くのファンが出迎え

オーストラリアとニュージーランドで開かれているサッカー女子のワールドカップで2大会ぶりにベスト8に入った日本代表「なでしこジャパン」の選手たちが帰国しました。多くのファンからの出迎えを受けたキャプテンの熊谷紗希選手は「自分たちの頑張りが日本の女子サッカーの未来につながることは改めて感じた」と話しました。

準々決勝 スウェーデンに惜敗

サッカー女子のワールドカップで日本は2大会ぶりのベスト8進出を果たしましたが、11日に行われた準々決勝でスウェーデンに1対2で惜敗して戦いを終えました。

帰国した池田太 監督

選手たちは12日、2つの便に分かれて帰国し、このうち羽田空港には午後9時すぎごろ池田太監督やキャプテンの熊谷選手などが到着しました。

空港の到着ロビーでは大勢のファンが集まり、選手たちが姿を見せると大きな拍手を送り健闘をたたえていました。

宮澤ひなた「もっともっと結果を出していきたかった」

ミッドフィルダーの宮澤ひなた選手は今大会で5得点を挙げて2011年のドイツ大会で澤穂希さんがマークした1つの大会での日本選手最多得点記録に並び12日の時点でも大会得点王の可能性を残しています。

宮澤選手は空港で取材に応じ「まさかこんなにたくさんの方々が空港にいるとは思っていなかった。いろんな方々が見てくださったことを感じたしだからこそもっともっと結果を出していきたかった」と振り返りました。

自身の活躍については「みんながいたから取れた得点だと思うし、結果的に点が取れただけだと思う。これに満足せず大事なところで1点を取れる選手になりたい」とさらなる成長を誓った上で「こういう経験をしたからこそ海外のもっと高いレベルでやりたいという思いもある」と話し、将来的な海外のクラブでのプレーにも意欲を示していました。