徳島市の阿波おどりが開幕 大勢の観客でにぎわう

徳島市の阿波おどりが開幕し、新型コロナの5類移行などを受けて、大勢の観客でにぎわうなか、見せ場の「総おどり」が行われました。

徳島市の阿波おどりは、12日が初日で、市中心部の桟敷では、「有名連」と呼ばれる技量の高い踊り手グループが次々に踊り込んで、迫力ある踊りを披露しました。

去年、感染対策で75%程度に制限された桟敷席は、ことしは制限が撤廃されて大勢の観光客が訪れました。

また、初めて設けられた1人20万円の席も初日は売り切れ、外国人観光客などが徳島の料理を味わいながら踊りを楽しみました。

周辺の道路では、観光客が飛び入りで踊る「にわか連」も行われ、踊りながら練り歩きました。

京都から来た20代の観光客は「初めて来ました。周りの人と一緒に思うままに踊り、とても楽しかったです」と話していました。

最後に、見せ場の「総おどり」が行われ、15の有名連の1000人あまりが列になって一斉に踊ると、観客も一緒になって踊りは最高潮に達しました。

徳島市の阿波おどりは15日までの予定ですが、実行委員会は、13日、台風7号への対応を協議します。