ハリケーンが「台風8号」に 日本への直接の影響はない見込み

12日午前、日本のはるか南東のミッドウェー諸島近海で台風8号が発生しました。日本への直接の影響はない見込みです。

気象庁の観測によりますと、東太平洋を西へ進んでいたハリケーン「ドーラ」が日本のはるか南東のミッドウェー諸島近海で日付変更線に達し、気象庁の予報区域に入って台風8号に変わりました。

中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

「台風」と「ハリケーン」は、性質は変わりませんが日付変更線から東側は監視機関はアメリカで、名称が「ハリケーン」、西側は監視機関が日本の気象庁で、名称が「台風」となるのが国際的な取り決めです。

1時間に30キロの速さで西北西へ進んでおり、その後、勢力を落として8月16日、来週水曜日ごろには熱帯低気圧に変わると予想されています。

日本への直接の影響はない見込みで、気象庁は付近を通る船舶に注意するよう呼びかけています。