大谷翔平【一問一答】2桁勝利 2桁HR「自分の状態 納得いかず」

大リーグ史上初めて2年連続で「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成したエンジェルスの大谷翔平選手。快挙の一方で、6回のマウンドでは怒りの表情を見せる場面もあり、試合後は「終始、自分の状態に納得いってなかった」とピッチングの内容自体には不満も見せていました。

試合後、大谷選手が日米メディアの取材に応じた一問一答です。

「終始 自分の状態に納得いってなかった」

Q.きょうの登板振り返って。6回は少しイライラしていたように見えたが?

A.終始自分の状態というか、そこにあまり納得いってなかったかなと思います。

Q.6回にマウンドからすべって、監督やトレーナーがマウンドに集まる場面があったが?

A.まあ何か問題があったかどうか確認と、息を整える時間とっていう感じですかね。

Q.打線の援護もあり、久しぶりのカード勝ち越しを決めた。

A.まあ(大谷選手自身が敬遠で)歩かされた後のプレッシャーのかかる打席で、しっかりと後続(のバッター)で点を取れたというのはすごく頼もしいですし。2連勝できたというのも、遠征に行く前に大きいことだと思うので。またあさってですかね、切り替えて頑張りたいと思います。

Q.大リーグ移籍の際にジャイアンツとも交渉し最終候補に残っていたと思うが、その理由について。
また、当時ナショナルリーグにも指名打者制が導入されていたら、ジャイアンツに入団した可能性もあったのか?

A.んー。現時点で過去のことをコメントすることはないので。きょうまず勝ったということと、切り替えてあさって頑張りたいなということだけですね。

「(勝ち星は)援護がないとつかないところではある」

Q.大リーグ史上初めてシーズン10勝とホームラン40本を達成したが?

A.特にまあ勝ち星は。自分も打席に立ちますけど、援護がないとつかないところではあるので。自分1人のところではないですし。そういう意味では、きょうの勝ちも大きいと思いますし。もっともっと、ことし中に積み上げられるように頑張りたいと思ってます。

Q.現時点で、エンジェルスのプレーオフ進出の可能性はどれくらいだと思うか?

A.どれぐらい…。んー、どうなんですかね。もちろんすごく高いというわけではないと思いますけど、可能性がある限り諦めるということはないですし。みんな1試合1試合頑張っているので。今のところ2連勝してますし。これから連勝を伸ばしていければ、おのずと高まっていくんじゃないかなと思います。

「疲労はみんなピークくらいじゃないか」

Q.疲労はどれくらいたまっているか。きょうの登板に影響はあったか?

試合前の大谷選手

A.まあ疲労はみんなピークくらいじゃないかと思うので。(16)連戦の最後というのもありますし。またあした休みを挟んでどうなる、どんな感じなのかなっていうのを確認しながら。もちろん休みが必要なら休むことも、もちろん仕事として大事かなと思います。

Q.本調子でない中で、1失点(自責点は0)で10勝目を挙げたことは?

A.なんとか6回まで投げたっていうような感じではあるので。まあ内容的にはそこまで良くなかったかなと思いますし。その中で勝ったというのは結果オーライというか、まあ良かったところかなと思います。

Q.2年連続での2桁勝利は?

A.まあ、さっきも言いましたけど打線の兼ね合いだったりとか、自分が打つ打たないもありますし。あまり投手としての、何て言うんですかね、評価のメインではないと思うので。あまり気にしすぎることなくやりたいなとは思ってます。

Q.きょうはピッチコムが故障していたのか?サインを出したり出さなかったりしていたが?

A.いや、してはないですね。まあ、任すところと。自分でいくところと。キャッチャーの意見も聞きながら。それを遠隔でやってるという感じですかね。

Q.フォアボールで出塁し、後続のライトフライで二塁にタッチアップした場面。体の状態を考えると、ちゅうちょすることはなかった?

A.いやもう、行けるか行けないかの、そういうちゅうちょはありましたけど。基本的には、飛距離と(守備の選手の捕球)姿勢と、自分の足と。まあ兼ね合いで行ける時は全部もちろんいくというのは、それはもうどのランナーも一緒だと思いますけど。どのシチュエーションでも、特にまだゲームが決まっていない点差の中でスコアリングポジションに行くか行かないかという違いは大きいかなと思います。

Q.母校の岩手・花巻東高校の甲子園での勝利と佐々木麟太郎選手について?

A.いやもう頑張って欲しいなという、フフフ(笑)。何回もある大会ではないので、最後の大会だと思いますし、悔いの無いように。うちの高校だけじゃなくて、どの高校も。勝ち上がっている高校は悔いの無いように頑張ってほしいなと思います。