ジェットスター・ジャパンの労働組合 ストライキの可能性も

LCC=格安航空会社の「ジェットスター・ジャパン」の労働組合は、時間外労働の賃金の一部が未払いになっているとして、会社側と交渉を行っていて、最終的にまとまらなければ今月17日以降、国内線でストライキに入る可能性もあるとしています。

交渉を行っているのは「ジェットスター・ジャパン」の労働組合「ジェットスタークルーアソシエーション」で、従業員およそ1000人のうちパイロットや客室乗務員数百人が所属しています。

労働組合によりますと、時間外労働の賃金の算出方法に誤りがあり未払いが生じているなどとして、9日は会社側と交渉が行われました。

会社側からは「支払う」という回答はあったということですが、労働組合側は「これまでも『支払う』と言うだけで、金額や時期など具体的な回答は得られなかった」として交渉を続けるとしています。

最終的にまとまらなければ、今月17日以降、国内線でストライキに入る可能性もあるとしています。

ジェットスターの17日から20日までの国内線の予約率は、今月3日の時点でいずれの日も7割を超えていて、会社側は取材に対し「組合とは今後も真摯(しんし)に協議を進めていく」と話しています。