青森ねぶた祭 運行団体スタッフが暴力行為で謝罪 SNSで拡散も

「青森ねぶた祭」で大型ねぶたを運行した団体のスタッフがねぶたを動かす「曳き手」と呼ばれる人たちを平手でたたくなどしたとして、運行団体の「青森青年会議所」が謝罪しました。こうした様子は、動画で撮影されSNSで拡散していて、青森ねぶた祭の関係者は「残念な暴力行為で、再発防止策を協議する」としています。

「青森青年会議所」によりますと今月6日の夜、大型ねぶたの運行を支援していたスタッフ2人が、ねぶたを載せた台車を引く「曳き手」とよばれる人たち6人に対し、うちわや平手で顔や頭をたたく暴力行為をしたということです。

こうした様子を撮影した動画がSNSに投稿され、拡散したことなどから、会議所が調査したところ、スタッフがたたいたことを認め、謝罪したということです。

会議所によりますと、たたいた理由についてスタッフは「気合いを入れるためだった」などと説明しているということです。

青森青年会議所は「暴力行為は決して許されることではなく、運行団体として深く反省している。心よりおわび申し上げ、管理・指導を徹底する」とコメントしています。

また、大型ねぶたを運行する団体で作る協議会の山内誠会長は、「青森ねぶた祭の存続に関わる残念でけしからん暴力行為だ。今後、すべての団体を集めて再発防止策などを協議していきたい」と話しています。