プロ野球7月月間MVP 巨人 山崎 中日 岡林 西武 今井が初受賞

プロ野球の7月の月間MVPが発表され、セ・リーグは巨人の山崎伊織投手と中日の岡林勇希選手が、パ・リーグは西武の今井達也投手が、いずれも初めて受賞しました。

セ・リーグ投手部門 巨人 山崎伊織 3年目で初受賞

セ・リーグの投手部門は巨人の山崎伊織投手が3年目で初受賞となりました。

山崎投手は、持ち味のコースを丁寧につくピッチングで、7月は4戦4勝、防御率1.91の成績を残しました。

山崎投手は「1試合1試合、全力で投げた結果、こういう形になったので、すごくうれしい」と喜びを口にしました。

6月は1勝にとどまったものの、7月に4勝を挙げたことについて、「状態は悪くなかったので、何かを変えることはしなかった。7月に入っておよそ1か月ぶりに勝てて、そこから4勝できたことは、自分の中で大きいし、野手の方に助けてもらって勝つことができた」と振り返りました。

そして、「リーグ優勝、日本一を目指して1試合も負けられないし、登板する試合は全部勝つつもりで頑張っていきたい」と、後半戦に入ったペナントレースへの意気込みを述べました。

セ・リーグ打者部門 中日 岡林勇希 4年目で初受賞

セ・リーグの打者部門では中日の岡林選手が4年目で初めて受賞しました。

岡林選手は、7月、21試合に出場して、リーグトップの3割8分2厘の打率をマークしました。

岡林選手は「素直にうれしいし、またとれるように頑張りたい。ここまで来たら、全試合フルイニング出場を達成して、ファンに多くの勝ちを届けたい」と話していました。

パ・リーグ投手部門 西武 今井達也 7年目で初受賞

パ・リーグの投手部門は西武の今井投手が7年目で初受賞となりました。

今井投手は、7月、4試合に先発して3勝を挙げ、防御率はリーグトップの0.62と、抜群の安定感を見せました。

今井投手は、「少し驚いているが、率直にうれしいし、自分の投げた試合で点を取ってくれた野手陣に感謝したい。すごく自信になるし、この結果に満足せず、もっとレベルの高いピッチャーを目指したい」と話しました。

その上で、チーム防御率がリーグトップの投手陣の中で、先発ローテーションを担う1人として、「高橋投手や平良投手など、投げればロースコアで試合を作れるピッチャーがたくさんいるが、本当に自分も負けたくない。ひとつでも多くの技術を身につけられるよう、毎日の練習をむだにせず、これからも頑張りたい」と意気込みを話しました。

パ・リーグ打者部門 楽天 浅村栄斗 3年ぶり5回目の受賞

パ・リーグの打者部門では楽天の浅村栄斗選手が3年ぶり5回目の受賞となりました。

浅村選手は7月、全試合に4番で出場し、いずれもリーグトップとなる34本のヒットを打って、打率3割9分5厘、ホームラン9本、24打点をマークしました。

浅村選手は「5回受賞させてもらったけど、僕の中では全部うれしい」と率直な思いを話しました。

好調の要因については「いろいろあるが、前半戦はふがいない成績が続いていて、ずるずるいってしまうのは本当にだめだと思った。一日でも早く自分の状態をあげれば、チームもよくなると思っていたので、なんとか必死にやってきた結果だと思う」と振り返りました。

残りのシーズンに向けて「まだまだ試合も残っているし、チームも誰ひとり諦めていない。7月のような戦いを8月、9月でもやれば、順位を上げられるので、頑張りたい」と意気込んでいました。