NYダウ平均株価 一時400ドル超の値下がり 銀行経営に懸念

8日のニューヨーク株式市場はアメリカの一部の銀行の格付けが引き下げられたことを受けて銀行経営への懸念から売り注文が出て、ダウ平均株価は一時、400ドルを超える値下がりとなりました。

8日のニューヨーク株式市場は大手格付け会社のムーディーズがアメリカの一部の銀行の格付けを引き下げたことを受けてアメリカの銀行の経営に懸念が広がりました。

このため、銀行株を中心に売り注文が増え、ダウ平均株価は一時、400ドルを超える値下がりとなりました。

その後、値下がり幅は縮小し、ダウ平均株価の終値は前日に比べて158ドル64セント安い、3万5314ドル49セントでした。

市場関係者は「8日に発表された中国の先月の輸出額が去年の同じ月と比べて大幅な減少となったことで世界経済の先行きに不透明感が出たことも株価下落につながった」と話しています。