危険な暑さ “熱中症に厳重警戒” 屋内でも冷房で室温調節を

9日も広い範囲で気温が上がり、新潟県や福井県では午前中から39度近くに達するなど危険な暑さとなっています。屋内でも冷房で室温を適切に調節するなど、熱中症に厳重に警戒し、対策を徹底してください。

気象庁によりますと、9日も台風6号の影響で南から暖かい空気が流れ込み、日本海側を中心に山を越えて吹きおろす際に乾燥して気温が上昇する「フェーン現象」が起きて午前中から気温が上がっています。

午前11時までの最高気温は
▽新潟県上越市で38.8度、
▽福井県坂井市三国で38.1度と危険な暑さとなっているほか、
▽鳥取市で37.1度、
▽富山市で36.6度、
▽山形県酒田市で36.3度、
▽和歌山市で35.4度と各地で猛烈な暑さとなっています。

気温はこのあとも上がる見込みで
▽新潟県長岡市で39度、
▽鳥取市で38度、
▽神戸市や秋田市で37度、
▽大阪市や高松市、松江市で36度、
▽松山市と広島市、京都市、名古屋市、青森市で35度などと予想されています。

気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高まるとして、次の地域に「熱中症警戒アラート」を発表しています。

青森県、秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県、福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、島根県、鳥取県、香川県、愛媛県、山口県

35度以上の猛烈な暑さは、
▽北日本では14日・来週の月曜日にかけて
▽東日本と西日本では15日の火曜日ごろにかけて続く見込みで、気象庁は「高温に関する気象情報」を発表して対策を呼びかけています。

連日、気温の高い状態が続き、熱中症で体調を崩したり亡くなったりするケースが全国で相次いでいます。

熱中症に厳重に警戒し、不要不急の外出は避け、屋内でも冷房などで室温を適切に調節するとともに、のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するなど、対策を徹底してください。