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カブス 鈴木誠也 不調で出場機会減少 苦しい胸の内を明かす
大リーグ2年目の鈴木選手は今シーズン、打率2割4分9厘、ホームラン9本、37打点の成績で、先月21日以降は打率1割6分7厘、ホームラン1本と不調が続いています。
チームがプレーオフ進出を争う中、今月4日のブレーブス戦を最後に先発メンバーから外れる試合が続いていて8日の試合も欠場しましたが、試合前に報道陣の取材に応じました。
この中で鈴木選手は「今までは我慢して使ってもらっていたが、大事な試合が続く中でしかたないと思う。結果が出なければ試合に出られないのがこの世界で、これが野球。自分で早く直さないといけない」と現状を受け止めました。
練習での状態は悪くないということですが「試合だとどうしても結果が欲しくなって力んでしまう。いろんなことを試しても失敗ばかりで、何をやったらいいのかという状態がずっと続いていた」と苦しい胸の内を明かし「打てるようになってからこうなるのは初めて」とプロ野球・広島でレギュラーポジションを獲得した2016年以降では初めての経験だと話しました。
そして、ことし2月に脇腹を痛めてWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表を辞退するなど、苦難続きのシーズンになっていることには「このシーズンにかける思いが強くて、その中でうまくいかない日が続くと先が見えない不安な気持ちが勝ってしまって、打席でも『どうせ打てないんだろうな』というような状態で入ることが増えていた。どうやればいい方向に行くのかはずっと考えてきたので、ここからは本当に試合で結果が出るかどうかだと思う」と懸命に前を向いていました。