熱中症 全国の搬送者数 2週連続で1万人超に 総務省消防庁

危険な暑さが相次いだ8月6日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、前の週に続いて1万人を上回ったことが、総務省消防庁のまとめでわかりました。

総務省消防庁によりますと、7月31日から8月6日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて1万810人でした。

前の週より1000人近く少ないものの、2週連続で1万人を上回ったほか、去年の同じ時期と比べておよそ1.38倍となっています。

内訳は
▽死亡した人が18人
▽入院が必要な「重症」や「中等症」が合わせて3641人
▽「軽症」が6972人でした。

年齢別では
▽65歳以上の高齢者が6194人と全体の半数余りを占めたほか
▽18歳以上65歳未満が3495人
▽7歳以上18歳未満が1059人
▽0歳から7歳未満が62人でした。

都道府県別では
▽東京都が757人で最も多く
次いで
▽大阪府が691人
▽埼玉県が599人
▽福岡県が553人
▽愛知県が549人などとなっています。

また、場所別では
▽住居が4818人と最も多く
▽道路が1776人
▽屋外の競技場や駐車場などが1188人などとなっています。

総務省消防庁は、こまめに水分を補給したり「熱中症警戒アラート」が発表されたら外出を控えたりするなど、熱中症への対策を心がけてほしいと呼びかけています。