国際

“中国軍ハッカーが3年前に日本の防衛ネットワーク侵入”米紙

アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは、中国軍のハッカーが3年前に日本の防衛上の機密情報を扱うネットワークに侵入していたことをアメリカ政府が覚知し、日本側に伝えていたと報じました。

ワシントン・ポストは7日、日米の複数の関係者の話として、中国軍のハッカーが3年前、日本の防衛上の機密情報を扱うネットワークに侵入し、日本の防衛計画や防衛力、防衛上の欠点などを狙ったとみられると報じました。

アメリカのNSA=国家安全保障局が覚知し、当時、ホワイトハウスで安全保障問題を担当していたポッティンジャー大統領次席補佐官などが、急きょ日本を訪れて防衛大臣に状況を説明し、日本側に「近年で最も深刻なハッキングだ」と指摘したということです。

さらに、おととし1月に発足したバイデン政権は、中国が日本の防衛上のネットワークへの侵入を続ける一方で、日本の対策が不十分だという情報を得て、この年の11月、ホワイトハウスでサイバーセキュリティーを担当する高官が日本を訪れ、日本側と対策を協議したとしています。

ワシントン・ポストは当局者の話として、「日本は対策を強化したものの、十分ではなく、日米の防衛当局の情報共有を拡大する上で支障をきたすおそれがある」と伝えています。

浜田防衛相「秘密情報漏えいの事実は確認せず」

浜田防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「防衛省・自衛隊の対応能力を明らかにすることになるため、詳細は答えられないが、防衛省が保有する秘密情報が漏えいした事実は確認していない。これまでもさまざまな取り組みを通じ、効果的に対処してきていて、これまでサイバー攻撃によって自衛隊の任務の遂行に影響が生じる事態は起きていない」と述べました。

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