なでしこジャパン元監督「優勝したときと似ている」期待感示す

サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」が優勝した2011年のワールドカップの監督で、今大会はチームの団長を務める佐々木則夫 女子委員長がインタビューに応じ「優勝したときと似ている。もしかしたらやってくれるんじゃないかとひしひしと感じている」と期待感を示しました。

オーストラリアとニュージーランドで開かれている大会で、世界ランキング11位の日本は、2大会ぶりのベスト8進出を決め、今月11日の準々決勝で世界3位のスウェーデンと対戦します。

チームは7日、連戦の疲れをとるため休養日となり、女子の強化責任者の佐々木委員長が現地でNHKのインタビューに応じました。

このなかで佐々木委員長は、これまでの戦いについて「先発だけでなく控えの選手も含めて組織になっている。選手たちは非常に吸収力が早く順応してくれているところがチームのレベルの高さだ」と評価しました。

澤穂希選手と佐々木則夫監督(2011年 女子W杯優勝)

また、自身が監督を務めた2011年の大会で優勝した経験を踏まえて「よく似ている。先輩後輩関係なく非常にフランクな感覚で生活しつつ、コミュニケーションも豊かだ。チームも1戦1戦勝利することで雰囲気も高まっている。もしかしたらやってくれるんじゃないかとひしひしと感じている」と期待感を示しました。

そのうえで準々決勝で対戦するスウェーデンについて「ノルウェーよりさらにパワーがあると思うので、こうしたパワーにどう対応するか。守備をコンパクトにするとか、いいパスを出させないとか、さまざまなポイントはあると思うが、やってきたことを信じて、自信を持ってやることだけだと思う。ワンチームになって頑張ってくれれば結果がおのずと出る」と話しました。