“身寄りのない高齢者に省庁横断的な支援を” 自民勉強会

身寄りのない独り暮らしの高齢者への支援をめぐって、自民党の勉強会は、省庁横断的に具体策を検討するよう政府に求める提言をまとめました。

自民党の上川幹事長代理が会長を務める勉強会がまとめた提言では、身寄りのない独り暮らしの高齢者について、日常生活での支援が必要なだけでなく、対処すべき課題が多岐にわたっていると指摘しています。

例として、民間の賃貸住宅への入居を断られたり、死亡したあとに遺体を引き取る人がいなかったりするケースがあることを挙げています。

そして、厚生労働省で課題を整理したうえで、内閣官房を中心に省庁横断的に支援策を検討するよう政府に求めています。

また、人生の終わりに向けて準備を行う、いわゆる「終活」を支援する先進的な自治体の取り組みを参考に、実効性のある対応を行うことが重要だとしています。

上川氏らは7日、この提言を岸田総理大臣に手渡すことにしています。