JR東海道線の事故 “線路側に傾いた電柱に衝突” 緊急点検へ

5日夜、神奈川県鎌倉市で発生したJR東海道線の事故について、JR東日本は線路側に傾いた電柱に列車が衝突したことが原因だったとして、同じような電柱がないか緊急点検を行う考えを示しました。

JR東日本は6日、横浜市で会見を開き、冒頭で鈴木均常務取締役が「多大なご迷惑をおかけしたことにおわび申し上げます」と陳謝しました。

そのうえで事故の状況について、線路脇に立つ電柱の1つが線路側に傾き、走行してきた列車と衝突したと説明しました。

傾いた電柱は高さ10メートルの鉄筋コンクリート製で、事故の3日前に行った列車からの目視点検では異常はなかったということです。

電柱が傾いた原因については調査中ですが、この電柱と構造などが同じ電柱について緊急の点検を行うことにしていて今月10日までに終わらせる予定だということです。

また、この事故の影響で、乗客3人がけがをし、9人が体調不良を訴えたということで今後、症状の詳細を確認するとしています。