仙台七夕まつり 商店街に色とりどりの吹き流し 触れる高さで

東北を代表する夏祭りの一つ「仙台七夕まつり」が6日から始まりました。商店街は色とりどりの吹き流しで彩られ、多くの人でにぎわっています。

「仙台七夕まつり」は伊達政宗が仙台藩主だった400年以上前から続くとされる東北を代表する夏祭りの一つで、ここ数年は新型コロナの影響で中止されたり規模が縮小されたりしましたが、ことしは4年ぶりにコロナ禍前の規模で開催されています。

祭りの期間中、仙台市内の商店街などには色とりどりの吹き流しや短冊などおよそ3000本の七夕飾りが飾られています。

吹き流しは去年は感染対策のため、地上から2メートル以上離して設置されましたが、ことしは高さは制限されておらず、訪れた人たちは風で揺れる吹き流しを触ったり写真を撮ったりして楽しんでいました。

また、食べ物や酒類を含めた飲み物の店頭での販売の制限もなく、厳しい暑さのなか、訪れた人たちが木陰でかき氷を食べる様子もみられました。

市内から家族と訪れた父親は「懐かしい感じがします。子どもたちは初めてで、連れてくることができてよかったなと思います」と話していました。

仙台七夕まつりは8日まで開かれ、3日間でおよそ200万人を超える人出が見込まれています。