人気高まるレコード インドネシアで約50年ぶりに生産再開

世界的にアナログレコードの人気が高まる中、東南アジアのインドネシアでもおよそ50年ぶりにレコードの国内生産が再開され、音楽ファンの注目を集めています。

インドネシアのアナログレコードの会社は、首都ジャカルタ近郊で今月からレコードの生産を開始していて、5日に生産工場を公開しました。

インドネシアでレコードの生産が再開されるのはおよそ50年ぶりで、工場では月に最大3万枚の生産が可能だということです。

世界的にレコードの人気は高まっていて、去年、アメリカではCDの売上枚数を抜いたほか、イギリスでもCDの売上高を上回りました。

インドネシアでは日本のレコードが人気で、これまでも1970年代から80年代にかけてリリースされた「シティ・ポップ」と呼ばれる作品などが販売されてきました。

アナログレコードの会社のクレメント・アーノルドさんは、「この5年から10年にかけてインドネシアのレコード市場で日本の音楽の人気が高まった。インドネシアはもちろん、ほかの東南アジアのアーテイストの作品もレコードで生産していきたい」と話していました。