全国高校野球 あす開幕を前に開会式リハーサル

夏の全国高校野球が6日開幕するのを前に、甲子園球場で49の代表校の選手たちが参加して、開会式のリハーサルが行われました。

ことしで105回目を迎える夏の全国高校野球は地方大会を勝ち抜いた49の代表校が出場し、5日は午前9時から甲子園球場で開会式のリハーサルが行われました。

開会式は去年は、開幕直前に代表校の選手に新型コロナの感染が相次ぎ、キャプテンのみが参加する形式に変更されましたが、ことしは4年ぶりに代表校のすべての選手が入場行進することになっています。

リハーサルでは去年、東北勢として初優勝し、連覇を目指す宮城の仙台育英高校を先頭に北から南の順に行進して式の流れを確認しました。

最後に高知中央高校のキャプテン、西岡悠慎選手が選手宣誓の練習を行って6日に備えていました。

大会は6日から3日の休養日も含め、17日間の日程で行われ、日程が順調に進めば、今月22日に決勝が行われます。

選手宣誓の西岡主将「少し緊張しました」

6日の開会式で選手宣誓を務める高知中央高校のキャプテン、西岡悠慎選手は「きょうは人は少なかったですが、それでも少し緊張しました。選手宣誓の内容は部長と2人で考えました。あすは堂々と、はきはきと宣誓したいです」と話していました。

大会1日目 去年初優勝の仙台育英が浦和学院と対戦

去年、東北勢として初優勝し大会連覇を目指す宮城の仙台育英高校は、大会1日目の6日の第3試合で、2年ぶり15回目出場で春のセンバツでは優勝経験がある埼玉の浦和学院と対戦します。

選手たちは5日午後4時から兵庫県西宮市のグラウンドでおよそ2時間、最後の調整を行いました。

仙台育英は去年の優勝を経験したエースの高橋煌稀投手など層の厚い投手陣を中心に守りからリズムを作るチームです。

守備練習には、練習時間の1時間以上を費やし、ランナーを置いて、試合のさまざまな状況を想定し、ポジショニングなどを確認していました。

また、バッティング練習では、宮城大会でチームトップの6割を超える打率を残した山田脩也選手や、2本のホームランを打った齋藤敏哉選手などが外野に大きな当たりを飛ばしていました。

キャプテンの山田選手は「あすに合わせてずっと練習してきたので全員がいい状態で試合を迎えられると思います。目標は日本一ですが一戦必勝という言葉を忘れずそれを体現できるような試合をしたいです」と話していました。