アメリカと中国 “新たな作業部会の設置に向け協議” 英紙報道

イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」は4日、アメリカと中国が課題を話し合う新たな作業部会の設置に向けて協議を進めていると報じました。両国の対話が進み、関係の安定化につながるものになるか注目されます。

イギリスの経済紙「フィナンシャル・タイムズ」は4日、複数の関係者の話として、アメリカと中国が、さまざまな課題を両国で話し合うため新たな作業部会の設置に向けた協議を進めていると報じました。

具体的には、アジア太平洋地域と海洋をテーマにした2つの作業部会を設置するほか、さらに幅広い分野に関する作業部会の設置についても検討しているということです。

これは先月31日に、米中の外交当局の高官がアメリカの首都ワシントンで会談した際に話し合われたものですが、まだ最終的な合意には至っておらず、今後数か月で具体的な内容を詰めるということです。

米中関係をめぐっては、ことし6月にブリンケン国務長官が北京を訪れて以降、対話の機運が高まっていて、今回の動きが両国の関係の安定化につながるのか注目されます。