メタの新SNS「スレッズ」 サービス開始1か月で利用者半減か

旧ツイッター、「X」のライバルになるとみられているアメリカのIT大手、メタが提供を始めたSNS「スレッズ」は、サービス開始から1か月となりました。利用者はピーク時から半数以上減ったとされ、短文投稿のSNSは混戦状態となっています。

アメリカのIT大手、旧フェイスブックのメタは、先月5日、短文投稿のSNS「スレッズ」の提供を開始しました。

サービスの開始から5日で登録者数が1億人を突破し、生成AIのChatGPTを抜いて、最も速いペースでの1億人到達となりました。

しかし、ロイター通信などは先月27日、マーク・ザッカーバーグCEOが従業員に対し、利用者がピーク時から半減していると明らかにしたと報じるなど、利用者が減少しているとみられています。

これについてザッカーバーグCEOは「普通のことだ」と述べたということで、会社は投稿の翻訳機能の充実を図るなど利便性の向上に注力しています。

一方、起業家のイーロン・マスク氏が所有する旧ツイッターの広告収入は最大50%減少しました。

その後、先月24日にはブランドを「X」に変更し、マスク氏は先月28日、最新の月間利用者数が過去最高の5億4000万人を超えたと説明しています。

短文投稿のSNSは利用者獲得をめぐり、混戦状態となっています。