江東区長謝罪 選挙期間中 投稿サイトに投票呼びかける有料広告

東京 江東区の木村弥生区長が、ことし4月の区長選挙の期間中、動画投稿サイトに自身への投票を呼びかける有料広告を出していたことを明らかにしたうえで、公職選挙法に抵触する可能性があるとして謝罪しました。

江東区の木村弥生区長は、4日に弁護士と会見を開き、ことし4月の区長選挙の選挙期間中、YouTubeに5日間にわたって木村氏の姿や『木村やよいに投票してください』という文字を組み合わせた6秒間の有料の広告を出していたことを明らかにしました。

公職選挙法では、選挙期間中にインターネット上の有料広告で候補者名などを表示して選挙運動を行うことを禁じていて、調査した弁護士も、公職選挙法に抵触する可能性があるとしています。

広告を出したのは、陣営でホームページなどの管理を行っていたボランティアスタッフで、「SNSを使った選挙運動を行いたい」などと申し出を受けて、木村氏が承諾したとしています。

選挙後に、スタッフ本人が有料広告が公職選挙法に抵触するのではないかと気付いたとしていて、再生回数は37万9000回余り、費用はおよそ14万円だったということです。

木村区長は「確認やコミュニケーションが不足し、監督不行き届きで申し訳なく思っている。より一層の法令順守に努めたい」と謝罪しました。