県道の街路樹が突然倒れる 通行人の女性が軽傷 鳥取

3日、鳥取市の県道に植えられた高さおよそ21メートルの街路樹が突然倒れ、通りかかった女性が軽いけがをしました。県は、倒れた木の撤去作業を進めるとともに、鳥取市内などの街路樹の緊急点検を行っています。

3日午後3時ごろ、鳥取市上町の鳥取東照宮の鳥居近くの県道に植えられた、高さおよそ21メートル、樹齢150年以上のモミの木が突然、根元から倒れました。

消防や警察によりますと、倒れた木が近くを通りかかった女性に当たり背中や腕に軽いけがをしたほか、近くに止まっていて無人だった車が下敷きになったということです。

街路樹を管理している県の土整備事務所などは、4日午前から、チェーンソーや重機を使って倒れた木の撤去作業を進めています。

60代の男性は「ふだんは倒れるような気配はなく、倒れたと聞いた時は信じられませんでした」と話していました。

県の土整備事務所は、鳥取市と岩美町の高さが3メートル以上の街路樹およそ2500本について、倒れる危険性がないか緊急点検を行っています。