水管橋から大量の水噴出 約12時間続き 噴出おさまる 静岡 浜松

4日未明、静岡県浜松市で水道管の通る橋、水管橋から大量の水が噴き上がり、およそ12時間後にわたって噴出が続きました。そのあとの復旧作業で水はおさまり、市は今後、原因を詳しく調べることにしています。

4日午前2時45分ごろ、浜松市西区伊左地町で、伊佐地川にかかる水管橋から「水が噴き出ている」と警察から市に通報がありました。

現場では水管橋から激しく水が噴き出し、30メートルほどの高さまで噴き上がる状態が続きましたが、市が復旧作業にあたった結果、通報からおよそ12時間たった午後3時ごろに噴出はおさまりました。

そして、午後4時ごろには新しい「空気弁」の取り付けが終わり、修理が完了したということです。

浜松市によりますと、水道管に取り付けられた、管の中の空気を抜く「空気弁」と呼ばれる部品が壊れたのが原因とみられるということで、この噴出による断水は起きていないということです。

一方、復旧作業の影響で、周辺の住民から「濁った水が出た」という連絡が午後5時までに3件あり、周辺の西区と南区のおよそ2万4000世帯では、引き続き濁った水が出るおそれがあるということです。

市は、現場から壊れた「空気弁」を回収していて、今後、原因を詳しく調べることにしています。