福岡 東九州自動車道でトラックがバスに追突 高校生ら16人搬送

4日朝、福岡県行橋市の東九州自動車道で、高校の野球部の生徒を乗せたバスが大型トラックに追突され、生徒など16人が病院に搬送されました。消防によりますと、いずれも命に別状はなく、けがの程度は軽いということです。

4日朝7時前、福岡県行橋市宝山の東九州自動車道の上り線で、バスが大型トラックに追突されました。

警察によりますと、追突されたのは福岡県豊前市にある県立青豊高校の野球部のバスで、消防によりますと、乗っていた高校生14人を含む16人が病院に搬送されましたが、いずれも命に別状はなく、けがの程度は軽いということです。

高校によりますと、バスに乗っていたのはいずれも野球部に所属する1年生から3年生の生徒合わせて31人と、顧問2人、それに運転手1人で、試合のため福岡県宮若市の野球場に向かっていたということです。

また、大型トラックは宮若市の運送会社のもので、会社によりますと運転していた30代のトラック運転手にけがはないということです。

警察によりますと、現場は片側1車線の対面通行区間で、バスがパーキングエリアから本線に合流したところ、後ろからきたトラックに追突されたとみられるということです。

警察が事故の状況をさらに詳しく調べています。

この事故の影響で、東九州自動車道は苅田北九州空港インターチェンジとみやこ豊津インターチェンジの間の上下線で一時、通行止めとなりました。

NHKのヘリコプターからの映像では、道路の中央線よりにトラックが停車している様子が写っていました。

トラックはフロントガラスが割れ、バンパーがへこんでいました。また、トラックの前方の路上の脇には車体に「青豊高校野球部」と書かれた青色のバスが停車していて、後ろの部分が大きくへこんでいるのが見えました。付近では警察官などが車両を撮影するなどして状況を調べていました。