サッカー女子W杯 決勝トーナメント進出の16チーム出そろう

オーストラリアとニュージーランドで行われているサッカー女子のワールドカップは、3日に1次リーグのすべての試合が終わり、決勝トーナメントに進出する16チームが出そろって、1回戦の組み合わせが決まりました。史上初の大会3連覇を目指すアメリカや日本が順当に勝ち進んだ一方、世界2位のドイツが3日の試合で韓国に引き分けて、1次リーグで敗退するなど波乱もありました。

決勝トーナメント1回戦の組み合わせを詳しく紹介しています。

大会は3日で1次リーグのすべての試合を終え、3大会ぶりの優勝を目指す日本が3連勝で決勝トーナメントに進んだほか、史上初の大会3連覇を目指す世界1位のアメリカや、世界3位のスウェーデンなど、強豪チームが勝ち進みました。

一方、優勝2回、世界2位のドイツが史上初めて1次リーグで敗退したほか、おととしの東京オリンピック金メダルのカナダ、強豪のブラジルや、これまで出場した大会では一度も1次リーグ敗退がなかった中国も姿を消しました。

また、ニュージーランドは、大会の開催国として初めて決勝トーナメント進出を逃しました。

《決勝トーナメント1回戦 組み合わせ》

※( )内は世界ランキング

【8月5日(土)】

スイス(20位)× スペイン(6位)

1次リーグ3試合を通して無失点でグループAを1位で突破したスイスは、初のベスト8進出を目指して、格上のスペインに挑みます。

日本(11位)×ノルウェー(12位)

日本は1次リーグで3戦負けなし、11得点に対して失点は「0」と、攻守の歯車がかみ合っています。
次は日本と同様に過去の大会で優勝を経験しているノルウェーと対戦します。

決勝トーナメント1回戦の日本 対 ノルウェーは8月5日、日本時間の午後5時から行われます。
NHKは総合テレビで中継し、NHKプラスでも配信します。

【8月6日(日)】

オランダ(9位)× 南アフリカ(54位)

オランダは1次リーグでアメリカと引き分けるなど力を見せて、グループEを1位で突破しました。
南アフリカは2回目の出場で初めての決勝トーナメント進出です。

スウェーデン(3位)× アメリカ(1位)

大会3連覇を目指すアメリカとグループGを全勝で突破したスウェーデンが対戦する屈指の好カードです。日本が勝ち進んだ場合、準々決勝で、この試合に勝ったチームと対戦することになります。

【8月7日(月)】

オーストラリア(10位)× デンマーク(13位)

開催国のオーストラリアは、東京オリンピック金メダルのカナダに4対0で快勝するなどグループBの首位で決勝トーナメント進出を決めました。
対するデンマークは1995年の第2回大会以来のベスト8進出を目指します。

イングランド(4位)× ナイジェリア(40位)

前回大会ベスト4のイングランドはグループリーグを全勝で突破しました。
対するナイジェリアは1999年以来のベスト8進出を目指して格上に挑みます。

【8月8日(火)】

フランス(5位)× モロッコ(72位)

フランスは持ち味の攻撃力を発揮し、グループFを1位で通過しました。
対するモロッコは初出場ながら格上から2勝を挙げて勢いに乗っています。

コロンビア(25位)× ジャマイカ(43位)

コロンビアは初戦でドイツを相手に劇的な勝利を挙げて勢いに乗り、グループHを1位で突破しました。
ジャマイカはいずれも格上のブラジルやフランスを0点に抑えて引き分けるなど、堅い守備で初めての決勝トーナメントに進みました。