フレディ・マーキュリーさん遺品オークションに日本の美術品も

イギリスのロックバンド「クイーン」のボーカルだったフレディ・マーキュリーさんの遺品がオークションにかけられるのを前に、ロンドンで一般公開されます。

マーキュリーさんは親日家としても知られ、日本にまつわる美術品などが多く含まれています。

4日から公開されるのは、マーキュリーさんがコンサートで身につけた王冠や赤いガウンなどの衣装、それにクイーンの代表曲の1つ「ボヘミアン・ラプソディ」の歌詞を推こうした際のメモなど、およそ1500点です。

公共放送BBCによりますと1991年にマーキュリーさんが亡くなったあとロンドンの自宅に保管されていましたが、管理していた友人の女性が身辺整理を理由に手放すことを決めました。

オークションは来月にかけて行われ、作曲などに使っていたピアノは落札価格が200万ポンド、日本円で3億6000万円以上に上ると予想されています。

またマーキュリーさんは親日家としても知られ、歌川広重の木版画や鮮やかな刺しゅうの入った着物など日本にまつわるものが200点以上、出品されます。

オークション会社サザビーズのジョン・アジェティさんは「彼がどれほど熱心に日本美術を収集していたか、人々は気付いていなかったと思います。ぜひ多くの人に展示を見に来てほしい」と話していました。