サッカー女子W杯 ドイツが史上初の1次リーグ敗退 グループH

サッカー女子のワールドカップは3日、1次リーグの最終戦、グループHの2試合がオーストラリアで行われ、優勝2回、世界ランキング2位のドイツが韓国と引き分けて史上初めて1次リーグで敗退する波乱がありました。コロンビアとモロッコが決勝トーナメント進出です。

グループHは、4チームすべてに決勝トーナメント進出の可能性が残る状況で最終戦を迎えました。

このうちパースでは勝ち点「6」のコロンビアと勝ち点「3」のモロッコが対戦しました。

こう着状態が続いた前半の終了間際、モロッコがペナルティーキックを得て一度はゴールキーパーにはじかれましたが、いち早くゴール前に詰めて押し込み先制しました。

後半、モロッコはコロンビアの猛攻をしのぎ1対0で逃げきりました。

この結果、コロンビアとモロッコが通算2勝1敗の勝ち点「6」で並びましたが、得失点差でコロンビアが上回りグループ1位で、初出場のモロッコがグループ2位でともに決勝トーナメント進出を果たしました。

一方、ブリスベンでは勝ち点「3」のドイツが勝ち点のない韓国と対戦しました。

試合開始早々に韓国がドイツの守りの隙をついて先制しました。

過去優勝2回、世界ランキング2位のドイツは攻めあぐねていましたが、前半終了間際にポップ選手が得点争いで4得点の日本の宮澤ひなた選手に並ぶヘディングシュートを決め同点に追いつきました。

後半、ドイツはオフサイドの判定でゴールが認められず、その後も一方的に攻め込みましたが、得点を奪えず1対1で引き分けました。

この結果、ドイツは通算1勝1引き分け1敗で勝ち点「4」にとどまり、コロンビアとモロッコの勝ち点「6」を上回ることができずグループ3位に終わり、史上初めて1次リーグ敗退となりました。

韓国は今大会初ゴールをあげましたが、通算1引き分け2敗の勝ち点「1」、グループ最下位で大会を終えました。

決勝トーナメント1回戦でコロンビアはジャマイカと、モロッコはフランスと対戦することになりました。

大会は1次リーグが終了し、今月5日から負けたら終わりの決勝トーナメントの戦いに移ります。