高校野球 沖縄尚学の初戦は大会5日目以降に 高野連など決定

今月6日に開幕する夏の全国高校野球に出場する沖縄尚学高校について、台風6号の影響で選手たちの多くが大会に向けて移動する見通しがたっていないことから、高野連=日本高校野球連盟などは3日、このあと行われる組み合わせ抽せんで、大会5日目以降に初戦を組む措置をとることを決めました。

沖縄尚学は2日、甲子園球場に向けて那覇空港から出発する予定でしたが、大型で非常に強い台風6号の影響で飛行機が欠航となりました。

高野連などによりますと、選手たちは改めて3日午後4時ごろに那覇空港を出発する飛行機で大会に向けて移動する予定ですが、現時点で出発するかどうかは決まっておらず、見通しはたっていないということです。

こうした状況を受けて、高野連などは大会の運営委員会を開き、沖縄尚学について、3日午後2時から行われる組み合わせ抽せんで、大会5日目以降に初戦を組む措置をとることを決めました。

高野連などは関西に移動してからの調整の期間や公平性を踏まえて、5日目以降にしたとしています。

一方、比嘉公也監督とキャプテンの佐野春斗選手などは先に現地入りしていたため、組み合わせ抽せんに参加できるということです。

去年の夏の全国高校野球では大会直前に新型コロナウイルスの感染が広がった4校について、回復までの期間を考慮し、大会の日程を一部入れ替えて、8日目に初戦を組む措置がとられました。