社会

万博 準備遅れで時間外労働上限規制適用除外議論 弁護団が抗議

大阪・関西万博でパビリオン建設に向けた準備が遅れていることをめぐり、建設業界で始まる時間外労働の上限規制の適用除外が政府内で議論されていることを受けて、3日、過労死問題に取り組む弁護団が労働者の生命や身体を危険にさらすものだとして抗議の声明を発表しました。

再来年に開催される大阪・関西万博の海外のパビリオンをめぐっては、建設に向けた準備の遅れが指摘されていて、政府内では来年4月から建設業界で始まる時間外労働の上限規制を適用外にできるかどうか議論されています。

これに対して過労死問題に取り組む弁護団は3日、声明を発表し、東京オリンピック・パラリンピックで工期がひっ迫していた国立競技場の建設工事の現場監督が月190時間以上の時間外労働を行い、過労自殺した時と同じ構造だと指摘しています。

そのうえで時間外労働の上限規制の適用外にすることは労働者の生命・身体を危険にさらすことを許容するものだとして抗議の声明を発表しました。

さらに「『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに掲げる万博が規制の適用除外を行わなければ開催できないイベントならば取りやめるほかない」と抗議しています。

弁護団は大阪・関西万博の準備や運営を行う協会に対しても撤回を求める意見書を郵送したとしています。

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