青森ねぶた祭「ハネト」の自由参加など 4年ぶり制限なしで開幕

東北を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」が2日夜、青森市で開幕しました。ねぶたの周りで踊る「ハネト」の自由参加が認められるなど、4年ぶりに新型コロナの制限のない形で行われ、青森の短い夏を盛り上げています。

「青森ねぶた祭」は2日開幕し、午後7時ごろから始まったねぶたの運行では高さおよそ5メートルある勇壮な大型ねぶたが出陣しました。

ねぶたの周りを踊る「ハネト」は、去年は新型コロナの感染対策として事前に登録する必要があるなど一定の制限がありましたが、ことしは自由参加が認められるなど4年ぶりに新型コロナの制限のない形で行われています。

「ハネト」たちはこれまでの思いを爆発させるように、笛や太鼓の音色に合わせて「ラッセラー」と声をあげながら夜の街を跳ね踊り、盛り上げていました。

青森市の40代の女性は「毎年来ているけれど、ハネトがいると盛り上がりが全然違う。青森の夏が帰ってきたなとわくわくして自分もはねたくなる」と話していました。

また、青森市出身で東京から「ハネト」として参加するために訪れたという60代の女性は「去年は、はねられなかったので、4年ぶりにはねられてとても楽しかった。ハネト、囃子、ねぶたがすべてそろって青森の夏だなと思う」と話していました。

「青森ねぶた祭」は今月7日まで行われ、最終日にはねぶたの海上運行に合わせて花火が打ち上げられます。