5月の生活保護申請件数 2万2600件余 5か月連続で前年同月比増

ことし5月の生活保護の申請件数が2日公表され、全国で2万2600件余りと去年5月と比べて11.4%増えました。前の年の同じ月を上回るのは5か月連続です。

厚生労働省によりますと、ことし5月に申請された生活保護の件数は全国で2万2680件で、去年5月に比べて2327件、率にして11.4%増えました。

生活保護の申請件数が、前の年の同じ月を上回るのは5か月連続です。

また、ことし5月に新たに生活保護の受給を始めたのは1万9847世帯で、去年5月に比べて16.5%増えました。

生活保護を受給している世帯は、全国で164万8101世帯となっています。

厚生労働省は「増加率が連続して高くなっているのは新型コロナの影響が長期化し、貯蓄が減っていることなどが要因の1つとみられる。生活に困っている人はためらわずに自治体の窓口に相談してほしい」としています。