大谷翔平はエンジェルス残留 大リーグ 夏のトレード期限が終了

大リーグは1日、日本時間の2日午前7時に夏のトレード期限が終了しました。注目されたエンジェルスの大谷翔平選手のトレードはなく、エンジェルスは実績のある選手たちをトレードで獲得して9年ぶりのプレーオフ進出を目指す姿勢を明確にしました。

大リーグでは例年、夏のトレード期限を前に下位に低迷するチームが上位進出をねらうチームへ主力をトレードするかわりに若手の有望株の選手を獲得して再建を目指すケースが多くあり、プレーオフ進出を目指すエンジェルスは大谷選手の去就を含めてその動向が注目されていました。

そうした中、エンジェルスは期限を前にホワイトソックスのジオリト投手や、ロッキーズのC.J.クロン選手、グリチック選手など立て続けに実績のある選手たちを獲得し、大谷選手をチームに残して9年ぶりのプレーオフ進出を目指す姿勢を明確にしました。

ここ数年、トレード市場で売り手だったエンジェルスが、ことしは買い手に回って積極的な補強を進めたことについて大谷選手は先月27日に「ずっと売り手側の状況だったので、こういう経験も初めて。買い手側にまわることで戦力的にももちろん強化されるし、やる気というか士気というか、そういったものも高くなると思う」と話していました。

一方、エンジェルスと同じ地区のライバルチームは大物選手の獲得に動き、アストロズがメッツから現役最多の通算250勝をあげているバーランダー投手、レンジャーズが同じくメッツから通算210勝のシャーザー投手を獲得しています。