京都の花街などでは、毎年8月1日に芸妓や舞妓が芸事の師匠など日頃お世話になっている人に感謝を伝えようと、あいさつ回りをする習慣があり「八朔のあいさつ回り」と呼ばれています。
このうち、京都市東山区の祇園でも芸妓や舞妓たちがあいさつ回りを行いました。
1日の京都市は午前中から気温が35度を超える猛暑日となりましたが、芸妓や舞妓たちは正装にあたる黒紋付の衣装を身にまとって街なかを歩いていました。
京都 祇園で「八朔のあいさつ回り」芸妓や舞妓が感謝伝える
京都の祇園で、芸妓や舞妓が日頃お世話になっている人たちを訪ねて感謝の気持ちを伝える恒例の「八朔(はっさく)のあいさつ回り」が行われました。
そして、訪れたお茶屋では、出迎えたおかみに「これからもお願いします」とあいさつしていました。
「八朔のあいさつ回り」は、新型コロナの影響などのため、例年どおりの正装での実施は4年ぶりになりました。
舞妓の真矢さん(20)は「感謝の気持ちを込めてあいさつしました。暑いですが、初めて黒紋付を着ることができ、念願がかないました」と話していました。