自民 松川るい氏 仏研修中エッフェル塔前で撮影写真投稿 陳謝

自民党の松川るい女性局長は、フランスでの研修中にエッフェル塔の前でポーズを取って撮影した写真をSNSに投稿したことについて、不適切で誤解を与えたとして陳謝しました。

自民党の松川るい女性局長は、女性局がフランスで行った少子化対策などの研修中にパリのエッフェル塔の前でポーズを取って撮影した写真をSNSに投稿し、その後、削除しました。

これについて松川氏は1日、自民党本部で記者団に対し「SNS上の発信に不適切なものがあったと思っており、誤解を与えたことについて反省している。ご迷惑をかけてしまった皆様に申し訳ない」と陳謝しました。

そのうえで、党の小渕組織運動本部長から注意を受けたことを明らかにしました。

一方で「研修自体は有意義だった。フランスでの3歳からの幼児教育の義務教育化について経緯や成果を詳しく伺うことができ、政治における女性活躍について上院や下院の方と有意義な意見交換ができた」と説明しました。

自民 茂木幹事長「極めて残念」

自民党の茂木幹事長は記者会見で「女性が活躍する社会をつくるために、さまざまな施策をとっている中、極めて残念だ。真摯(しんし)に受け止めなければならない。小渕組織運動本部長が『不適切な情報発信で誤解されることがないように』と注意をしたと報告を受けている」と述べました。

一方、今回の海外研修の費用については「自己負担と党の負担で賄われているが、党の負担分については政党助成金は使っていない」と説明しました。

立民 岡田幹事長「十分注意して行くべきだったのでは」

立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「写真を見ると、何をしに行ったのか、国民から疑問を持たれてもしかたがないようなものもある。誤解を招くことのないよう十分注意して行くべきだったのではないか」と述べました。

公明 山口代表「責任を持って対応すべき」

公明党の山口代表は、記者団に対し「SNSで画像や映像などを不特定多数に提供する以上、どのような受け止められ方をするかをしっかり見通したうえで責任を持って対応すべきだ。教訓を刻んで対応していくことが大切だと、公明党の議員もみずからに言い聞かせるべきだと思っている」と述べました。

国民 玉木代表「政治家としてのセンスの問題」

国民民主党の玉木代表は、記者会見で「政治家が研修などで国内外のいろいろなところに行くこと自体は意義があると思うが、説明責任をしっかり果たせるかどうかだ。エッフェル塔の前で写真を撮り、喜々としてアップするのは、政治家としてのセンスの問題で、そういうセンスを持った政治家がいいのか悪いのかは選挙で有権者に判断していただくことになる」と述べました。