6月の完全失業率2.5% 前の月より0.1ポイント改善

ことし6月の全国の完全失業率は2.5%で、前の月より0.1ポイント改善しました。また、女性の就業者数は3065万人と過去最多となり、総務省は、コロナ禍からの回復を背景に、宿泊業を中心に女性の就業者が増えていると分析しています。

総務省によりますと、ことし6月の就業者数は6785万人で、前の年の同じ月と比べて26万人増え、11か月連続で増加しました。

一方、ことし6月の完全失業者数は179万人と、前の年の同じ月と比べて7万人減っていて2か月連続の減少となりました。

この結果、季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は2.5%で、前の月より0.1ポイント改善しました。

就業者のうち、女性の数は3065万人と、前の年の同じ月と比べて24万人増え17か月連続で増加しました。

女性の就業者数は、比較可能な1953年以降、最多となりました。

総務省は「コロナ禍からの回復を背景に、宿泊業を中心に、教育・学習支援業や製造業などで女性の就業者が増えていて、完全失業率の改善につながったとみられる。今後も雇用情勢を注視したい」としています。