新潟県に記録的短時間大雨情報

上空の寒気の影響で東日本や北日本などで大気の状態が非常に不安定になり、新潟県佐渡市では猛烈な雨が降ったとみられます。気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表し、身の安全を確保するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、上空の寒気の影響で北日本から西日本にかけての広い範囲で大気の状態が非常に不安定になり、関東甲信や新潟県、東北南部などで雨雲が発達しています。

気象庁のレーダーによる解析では新潟県の佐渡市羽茂付近と佐渡市真野付近では午前6時半までの1時間におよそ80ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は午前7時に「記録的短時間大雨情報」を発表して、安全を確保するよう呼びかけています。

また、午前7時までの1時間には福島県広野町で32ミリの激しい雨が降りました。

東日本や北日本などでは今夜遅くにかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みで、雷を伴って激しい雨が降り、局地的には非常に激しい雨となるおそれがあります。

2日朝までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽関東甲信で100ミリ、
▽東北で80ミリと予想されています。

気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、急な川の増水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに十分注意するよう呼びかけています。

晴れていても天気が急変するおそれがあり、急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。