熱中症アラート出た場合 部活動中止検討求める通知 山形県教委

山形県米沢市で女子中学生が熱中症とみられる症状で搬送されその後、死亡したことを受けて、山形県教育委員会は県内に「熱中症警戒アラート」が出された場合、部活動などの中止も視野に検討するよう求める新たな対応をまとめ、31日にすべての学校に通知しました。

今月28日、米沢市で部活動を終えて帰宅途中だった女子中学生が熱中症とみられる症状で搬送されその後、死亡したことについて、学校側は市のガイドラインに定められた部活動などを実施するかどうかの目安となる「暑さ指数」を測定していませんでした。

これを受けて山形県教育委員会はきょう、県内すべての学校に通知を出し、学校に配備されている専用の機器で「暑さ指数」を測定した上で、5段階の指針のうち、最も危険性が高い場合、「運動は原則中止」とするなど、指数に応じて、部活動などの練習や試合の中止や延期を判断するといった熱中症対策を徹底するよう改めて求めたということです。

そのうえで県教育委員会は、山形県内に「熱中症警戒アラート」が出された場合、すべての小中学校や高校、特別支援学校などを対象に、各学校で測定された「暑さ指数」を考慮して部活動などの中止も視野に検討するよう求める新たな対応をまとめて通知しました。