岸田首相 鳥取県の子育て支援施設視察 “切れ目ない支援重要”

少子化対策をめぐり、岸田総理大臣は鳥取県を訪れ、出産前後の女性の相談窓口や、こども園などが一体となった子育て支援の拠点施設を視察し、妊娠・出産から切れ目のない支援が重要だとして同様の取り組みが各地に広がるよう、後押しする考えを示しました。

岸田総理大臣は、31日午前、鳥取県日吉津村に去年開設された、出産前後の女性が相談できる場や、こども園、児童館などが一体となった子育て支援の拠点施設を視察するとともに関係者らと対話しました。

出席者は、関係施設が集約されていることで人とのつながりを維持しながら安心して子どもの成長を育めるなどと意義を説明していました。

このあと岸田総理大臣は、松江市の島根大学を訪れ、産官学が連携して最先端の金属素材の研究開発に取り組む現場も視察しました。

岸田総理大臣は視察を終えた後、記者団に対し、鳥取県の子育て拠点施設について「妊娠期から切れ目なく、子ども・子育てを応援していくことが重要で、こうした取り組みを全国に広げていくことも必要だ」と述べました。

また、島根大学の取り組みについては「大学が中核となり、より質の高い人材の育成を進めていくことは人への投資そのもので、支援していきたい」と述べました。